楽天グループが5日続伸基調、楽天モバイルとJTOWERの資本提携など連日好感

■JTOWERの共用設備を活用しネットワーク整備の促進に連携強化

 楽天グループ(楽天G)<4755>(東1)は10月19日、5日続伸基調で始まり、取引開始後は1202円(44円高)まで上げて今年8月7日以来の1200円台に復帰している。10月15日、JTOWER(Jタワー)<4485>(東1)が楽天モバイルとの資本提携を発表したことなどが買い材料視されている。

 発表によると、楽天モバイルは、JTOWERの共用設備による屋内インフラシェアリング・ソリューションについて、2020年1月より順次利用件数を増やしている。また、東京都西新宿エリアでJTOWERが展開する屋外インフラシェアリング・ソリューションのひとつであるスマートポールについても、2021年4月から利用を開始している。インフラシェアリングの活用により、携帯キャリア単独で設備を導入する場合と比べ、短期間かつ低コストでのネットワーク整備が可能となる。JTOWERの株式を一部取得し、インフラシェアリングを活用したネットワーク整備の促進に向け連携を強化する。

 楽天の株価は、8月下旬から1050円前後を下値として100円幅のもみ合いを続けてきたが、このところの続伸によってもみ合いを抜け出してきた。このため、もみ合いに入る前の水準になる1300円前後までは抵抗感が薄れたとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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