【引け後のリリース】システクアイが時価総額回復し上場廃止の猶予を解除

引け後のリリース

 システム・テクノロジー・アイ(システクアイ)<2345>(東2)は1日の夕方、この6月の月間平均時価総額、および月末時価総額が10億円以上になったため、東京証券取引所の上場廃止基準の猶予期間入り銘柄から解除されると発表した。2014年10月に同10億円未満となり、上場廃止基準に該当していた。

 また、同時に2015年6月11日から7月31日までの日程で実施中の自己株取得の取得状況(自社株買いの途中経過)も発表。取得上限株数3万株に対し、6月30日までで1万1900株を市場買い付けにより取得した。上限株数の約40%に当たり、積極姿勢がうかがえる。

 株価は2014年4月に1000円を割り込み始めて小動きの調整基調となってきたが、自社株買いの発表前後から小動き相場を抜け出すような上昇に移り、6月29日には1790円まで上げた。16年3月期は完全黒字化の見込みで、上場廃止猶予期間の解除とともに再び材料株物色の波に乗る展開が期待できそうだ。

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