太洋物産は後場もストップ高続く、輸入鶏肉に強く『RCEP』に好反応の見方

ストップ高 上がる 高い

■輸入鶏肉の値上がりが伝えられた7月から9月に急騰の実績

 太洋物産<9941>(JQS)は11月4日、ストップ高買い気配の1136円で始まり、朝の取引開始後にストップ高の1136円(150円高)で値がついたあと買い気配を続け、後場もストップ高買い気配で始まった。畜産物に強い食糧商社で、国際的な貿易協定が買い材料になりやすい銘柄とされ、『RCEP』(包括的経済連携協定)が、「来年1月1日に発効すると外務省が正式に発表しました」(NHKニュースWEB11月3日)と伝えられ、買い材料視されたと見られている。

 畜産物の中でも鶏肉に強い食糧商社とされ、今年の株価は、新型コロナによる生産停滞により、「輸入鶏肉値上がり、タイ産2年半ぶり高値」(日本経済新聞7月28日)などと伝えられた頃から本格的に騰勢を強め、9月には約6年ぶりの高値になる1860円まで急伸した。その後は調整地合いが続いているが、騰勢に入ってからの下値がジリ高傾向を保っているため、まだ相場は終わっていないとの見方がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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