【株式市場】日経平均は後場一段軟調となり一進一退、中国不動産大手の報道で様子見

株式

◆日経平均は2万9507円05銭(104円52銭安)、TOPIXは2035.22ポイント(6.20ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億3179万株

 11月8日(月)後場の東京株式市場は、三井住友FG<8316>(東1)などの大手銀行株が上げ幅を縮めて始まり、前引けにかけて持ち直したファーストリテ<9983>(東1)は再びダレ模様。中国の不動産大手、恒大のドル建債の利払いが一部不履行と伝えられ、様子見気分が再燃した。正午に四半期決算を発表した大林組<1802>(東1)、13時に発表した清水建<1803>(東1)が発表後に下げたことも様子見を助長。日経平均はほぼ前引け並の30円91銭安で始まり、前場の安値を割り込みながら弱もみ合いを続け、大引けに再び下げて安値引けの2日続落となった。

 後場は、プレミアG<7199>(東1)が第2四半期決算など材料視されて一段ジリ高となり、ホシデン<6804>(東1)は業績・配当予想の増額など好感され中盤にかけて一段高。アスタリスク<6522>(東マ)、エスティック<6161>(東マ)は株式4分割など好感されて大引けまで買い気配のままストップ高。オリコン<4800>(JQS)は四半期決算が材料視されて上げ幅拡大し一段高。

 東証1部の出来高概算は12億3179万株(前引けは6億5068万株)、売買代金は2兆8265億円(同1兆5095億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は804(前引けは976)銘柄、値下がり銘柄数は1276(同1086)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、海運、鉱業、石油石炭、精密機器、陸運、ゴム製品、金属製品、不動産、卸売り、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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