【株式市場】日銀「現状維持」で日経平均は下げるが新規上場2銘柄は強い

株式市場 銘柄

◆日経平均の前引けは1万9520円01銭(538円94銭安)、TOPIXは1592.79ポイント(34.64ポイント安)、出来高概算(東証1部)は27億1949万株

チャート10 30日後場の東京株式市場は、13時頃に日銀の金融政策会合の結果が「現状維持」と伝えられて円高基調になり、日経平均は先物主導で14時前に一時556円34銭安(1万9502円61銭)まで下げる場面があった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均とも安い。

 大塚ホールディングス<4578>(東1)が米国当局から後発薬が承認されたと伝えられたが安く、28日に決算を発表した銘柄はNTTドコモ<9437>(東1)ホンダ<7267>(東1)が朝から安い半面、スミダコーポレーション<6817>(東1)などは高い。また、本日の昼12時に発表した日本郵船<9101>(東1)、14時に発表した山陽特殊製鋼<5481>(東1)なども急伸。

 ◆2銘柄が新規上場◆

 本日は2銘柄が新規上場となりとなり、クラウドシステムの構築などを行なうテラスカイ<3915>(東マ、売買単位100株)は買い気配を上げたまま初値がつかず、公開価格1700円に対し本日の気配値上限の3910円の買い気配で終わった。

 また、買い物情報などのサイト「エキテン」などを運営するデザインワン・ジャパン<6048>(東マ、売買単位100株)は10時32分に公開価格2750円に対し51%高の4150円で初値がつき、その後4360円まで上げ、終値は4135円となった。

 東証1部の出来高概算は27億1949万株(前引けは12億280万株)、売買代金は3兆4727億円(同1兆5552億円)。1部上場1882銘柄のうち、値上がり銘柄数は337(前引けは346)銘柄、値下がり銘柄数は1464(同1442)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は鉱業、ゴム製品、海運の3業種のみ。値下がり率の低い業種は石油・石炭、卸売り、建設、非鉄金属、電力・ガス、などとなった。

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