【株式市場】米国原油の時間外取引高など好感し日経平均は回復し続伸

株式

◆日経平均の終値は1万6938円87銭(86円52銭高)、TOPIXは1359.32ポイント(7.15ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ関連の売買が加わり27億6156万株

チャート15 11日後場の東京株式市場は、昼休み時間中に米国の時間外取引で原油先物が上昇したことなどが言われて株価指数の先物が回復基調となり、資源株が新日鐵住金<5401>(東1)を含めてジリ高となったほか、前場から堅調だった銀行株は一段堅調になった。このため日経平均は午後の取引開始後ほどなく前日比でプラス圏に浮上し、14時にかけては162円95銭高(1万7015円30銭)まで上げて2日続伸基調に転じた。主な株価指数はすべて高い。

 後場は、飛島建設<1805>(東1)が13時に復配を発表して急伸し、ペプチドリーム<4587>(東1)は引き続き米リリー社との協業やみずほ証券による目標株価引き上げなどでストップ高を継続。JPホールディングス<2749>(東1)は株式給付信託(従業員持株会処分型)の導入発表や国会での保育園論議などが材料視されて戻り高値に進み、サイオステクノロジー<3744>(東2)も引き続き特許などが材料視されて4日連続ストップ高を継続。MRT<6034>(東マ)は株式分割などが好感されて高い。

 本日新規上場のフィット<1436>(東マ・売買単位100株)は戸建て住宅や太陽光発電設備の設計・施工、販売などを行い、9時12分に公開価格1890円を8%下回る1741円で初値をつけた。その後は1772円を上値に売買をこなし、大引けは1510円となった。

 東証1部の出来高概算はSQ関連の売買が加わり27億6156万株(前引けは15億1444万株)、売買代金は3兆883億円(同1兆7750億円)。1部上場1943銘柄のうち、値上がり銘柄数は1295(同793)銘柄、値下がり銘柄数は533(同983)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、鉄鋼、建設、ガラス・土石、証券・商品先物、不動産、海運、などとなった。

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