松井建設は「売買代金」の拡大策や3割上振れ決算が好感され後場動意を強める

株式市場 銘柄

■東証新市場区分「プライム市場」の上場維持基準の中で「売買代金」が不足

 松井建設<1810>(東1)は11月11日の後場、動意づき、13時30分過ぎに750円(13円高)まで上げて出直る場面があった。同時刻に第2四半期決算と「プライム市場基準充足への取り組みについて」を発表。5月に公表した業績予想を各利益とも3割上振れたことや、「売買代金」の拡充を目指すとしたことなどが好感されている。

 第2四半期累計期間(2021年4~9月)の連結営業利益は11.8億円となり、5月に公表した予想を31.2%上回った。親会社株主に帰属する四半期純利益は9.21億円となり、同じく31.6%上回った。3月通期の予想は据え置き、営業利益は22億円、純利益は17億円。

 また、7月に東証より受領した新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定の結果、「プライム市場」の上場維持基準の中で「売買代金」については基準を充たしていない旨の通知を受けたとし、この上場維持基準の充足に向けた取り組みを行うとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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