【株式市場】中国株の不安定はあったがギリシャ懸念が後退し大幅続伸

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万522円50銭(193円18銭高)、TOPIXは1648.24ポイント(11.83ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億3853万株

チャート13 2日後場の東京株式市場は、引き続きギリシャの債務懸念の後退と欧米株式の全面高が好感された半面、中国株式が当局の手数料引き下げにもかかわらず軟調と伝えられたため手控える様子もあり、日経平均は220円高の2万550円前後で一進一退となった。東証2部指数と日経JASDAQ平均は前場から2006年来の高値に進んだ。

 後場は、自動車株の中ではホンダ<7267>(東1)が一段強含むなど個々に強い銘柄が見られ、後場は塩野義製薬<4502>(東1)などの薬品株や鹿島<1812>(東1)などの建設株が証券会社の目標株価などを材料に一段高。宮入バルブ製作所<6495>(東2)が自動車大手3社による水素ステーション整備報道などを材料に急伸し、新幹線での放火焼身事件を受けてALSOK(綜合警備保障)<2331>(東1)や鉄道系ITも手がけるキーウェアソリューションズ<3799>(東2)、医療機器の日本ライフライン<7575>(JQS)などに思惑が広がった。コメ兵<2780>(東2)などの訪日外国人観光客銘柄も高い。

 東証1部の出来高概算は22億3853万株(前引けは11億1702万株)、売買代金は2兆4851億円(同1兆2206億円)。1部上場1887銘柄のうち、値上がり銘柄数は1271(同1411)銘柄、値下がり銘柄数は508(同355)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、、建設、保険、その他金融、空運、陸運などとなった。

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