【株式市場】日経平均は326円高、後場は横ばい推移だが主力株中心に上げ幅を維持

◆日経平均は2万7901円01銭(326円58銭高)、TOPIXは1961.56ポイント(20.06ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億2588万株

 12月9日(金)後場の東京株式市場は、円相場が昼頃から1ドル135円台の円高となり、ホンダ<7267>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)などは次第に値を消す展開となった。一方、アドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株はジリ高を続ける銘柄が多い印象で、前場上げた東京電力HD<9501>(東証プライム)などの電力株、銀行株も上げ幅を保って推移。古河電工<5801>(東証プライム)などの電線株も電力融通の海底電線構想などで高い。日経平均は前引けとほぼ同じ370円高で始まり、その後は14時半過ぎまで330円高前後で横ばい推移。大引けは多少振れたが前日比で大きく反発した。

 後場は、13時半に四半期決算を発表したシルバーライフ<9262>(東証プライム)が発表直後から大きく上げてストップ高。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は11月の月次動向が好感されて一段高。日本電波工<6779>(東証プライム)はクレジットカードで改札を通れるシステムに関連とかで一段高。日本精密<7771>(東証スタンダード)は決算説明会を開催したあと大引けにかけて尻上がり。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は14時半前の四半期決算発表を受けて急伸。ステラファーマ<4888>(東証グロース)は米国の新たな製造委託先との契約や新たな原薬製法の開発に着手など注目され一段ジリ高。

 先物、オプション各12月物のSQ(特別清算値)は日経225型が2万7576円37銭、TOPIX型が1945.27ポイントだった。

 東証プライム市場の出来高概算は11億2588万株(前引けは6億2779万株)、売買代金は2兆9321億円(同1兆7106億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1387(前引けは1475)銘柄、値下がり銘柄数は372(同320)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、精密機器、電気機器、非鉄金属、機械、情報通信、小売り、卸売り、サービス、化学、パルプ紙、金属製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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