【株式市場】日経平均は147円21銭高、後場一段ジリ高となり反発

東京証券取引所

◆日経平均は2万9745円87銭(147円21銭高)、TOPIXは2044.53ポイント(9.01ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億9635万株

 11月19日(金)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東1)が一段高で始まり、19日に取りまとめられる予定の経済対策に期待の見方。トヨタ自<7203>(東1)も値を戻して始まり、13時には完全にプラス圏に浮上した。日経平均は前引けを上回って始まり、小動きだが上値をセリ上げ、大引けにかけて169円88銭高(2万9768円54銭)まで上げ、前日比で大きく反発した。

 後場は、村田製<6981>(東1)が一段ジリ高など電子部品株の上げが目立ち、前場上げた半導体製造装置関連株は一服。富士フイルムHD<4901>(東1)は業績拡大期待の再燃などとされて一段ジリ高。東京ソワール<8040>(東2)は第3四半期の純利益黒字化などへの評価強まるとされ前場ストップ高のあと大引けまで買い気配。上場2日目のGRCS<9250>(東マ)は政府のDX推進が追い風とされ2日連続ストップ高。9月上場のアスタリスク<6522>(東マ)は11月26日の株式4分割など好感の買い再燃とされ急反発のストップ高。シライ電子<6658>(JQS)は第2四半期の大幅黒字などへの評価再燃とされ再び急伸しストップ高。

 19日新規上場となったAB&C<9251>(東マ)は取引開始から9分後に公開価格1490円を6%下回る1400円で初値をつけたが、これを下値に切り返しジリ高。後場1548円まで上げ、大引けは1477円となった。

 東証1部の出来高概算は11億9635万株(前引けは5億7108万株)、売買代金は2兆9270億円(同1兆3975億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1059(前引けは703)銘柄、値下がり銘柄数は1025(同1347)銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、卸売り、精密機器、非鉄金属、輸送用機器、電気機器、電力ガス、石油石炭、化学、機械、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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