【話題株】空運株の反発は橋下徹氏のおかげか、国際線の入国予約一律停止「撤回」で安堵感

■橋下氏、2日朝のテレビ番組で邦人保護などの観点から異論

 日本航空<9201>(東1)は12月3日、取引開始後は2108円(93円高)まで上げて反発基調となり、ANAホールディングス<9202>(東1)も2306.5円(100.5円高)まで上げ、ともに反発して下値圏から出直っている。「国際線、予約再開へ、政府、一律停止要請を撤回」(日本経済新聞12月3日付朝刊)などと伝えられ、安堵感が出ている。

 この「撤回」の急展開については、12月2日朝のテレビ情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)にコメンテーターとしてオンライン出演した弁護士・橋下徹氏が、邦人保護や憲法の観点から日本人の入国停止に異論を唱え、帰国後に隔離するなどの提案を行ったとされており、少なからず影響を与えたとの見方が出ている。このため、株式市場関係者からは、今回の空運株の反発は橋下氏のおかげとの見方が出ている。

 国土交通省は11月末にかけて、新型コロナ「オミクロン株」の感染防止策として、日本着の国際線について、すべて新たな予約を停止する要請を航空会社に出していたが、12月2日になって、一律での停止要請を取りやめ、帰国する日本人については予約・搭乗が可能とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る