【株式市場】日経平均は276円高で高値引け、主力株買われ後場スルスル上げる

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8029円57銭(276円20銭高)、TOPIXは1957.86ポイント(31.49ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し12億3333万株

 12月3日(金)後場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東1)など半導体株の一角が大きく値を戻して始まり、トヨタ自<7203>(東1)やソニーG<6758>(東1)は一段高でスタート。株価指数寄与度の大きい銘柄が強く、日本株買いが復活したような雰囲気との見方も。この1週間ほどは日経平均ベースで1500円近く下げたため、先物の売り手が週末になって買い戻したとの見方もあり、日経平均は一段高で始まり、ほぼ一本調子に大引けまで上げて270円高の高値引けとなった。大幅反発。

 後場は、JR東日本<9020>(東1)やKNTーCTホールディングス<9726>(東1)が一段ジリ高の高値引けとなり、米製薬大手メルクの日本法人MSDが新型コロナ治療薬候補を厚労省日経平均申請との日経電子版報道などが好感され、空運株も一段ジリ高。Jトラスト<8508>(東2)は韓国金融事業の中核子会社の売却中止など見直すとされて反発幅を拡大。リファインバースG<7375>(東マ)はファッション誌「25ans(ヴァンサンカン)」に掲載されたとの発表に注目が集まり再生プラスチックの「アップサイクル」銘柄とされて一段高。菊池製<3444>(JQS)は昨日までの5日続落600円割れがフシ目の一つとされ急反発。

 東証1部の出来高概算は増加し12億3333万株(前引けは5億9038万株)、売買代金は2兆9347億円(同1兆4292億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は2015(前引けは1797)銘柄、値下がり銘柄数は138(同334)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、海運、陸運、繊維製品、不動産、鉄鋼、その他金融、証券商品先物、金属製品、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る