【株式市場】日経平均は3日ぶりに1万7000円を割るが新興市場は強い

株式

◆日経平均の終値は1万7012円44銭(69円54銭安)、TOPIXは1349.53ポイント(3.05ポイント安)、出来高概算(東証1部)は19億1584万株

 9月7日後場の東京株式市場は、引き続き円相場が前日より2円ほど円高の1ドル101円台で推移したため、日産自動車<7201>(東1)などの自動車株が軟調相場を続け、三菱重工業<7011>(東1)なども小安いままだった。ただ、日銀が株価指数連動型のETF(上場投信)を買いに来る期待は強く、日経平均は130円安の1万6950円前後でもみ合った後、大引けにかけて持ち直した。大引けは反落となり3日ぶりに1万7000円を割り込んだ。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は続伸。

 後場は、任天堂<7974>(東1)バンダイナムコホールディングス<7832>(東1)が9月15日に始まる「東京ゲームショウ2016」(ビジネスデイ15~16日、一般公開17~18日、千葉・幕張メッセ)などがへの期待から一段強い展開となり、ファーストエスコ<9514>(東1)などの電力自由化関連株も高い。モブキャスト<3664>(東マ)は人気ゲームの英語版が好調とされて上げ、シライ電子工業<6658>(JQS)はスマートフォンと連携作動する腕時計型端末などへの関連が言われてストップ高。

 東証1部の出来高概算は19億1584万株(前引けは8億7842万株)、売買代金は2兆1267億円(同9241億円)。1部上場1973銘柄のうち、値上がり銘柄数は1054(同669)銘柄、値下がり銘柄数は746(同1124)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、石油・石炭、サービス、その他製品、建設、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る