ミロク情報サービス、会計事務所向けERPシステム『ACELINK NX-Pro会計大将』、新機能「AI仕訳」「AI-OCR」を提供開始

■画像解析・仕訳の自動作成により、記帳業務の効率化を支援

 財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)<9928>(東1)は12月10日、会計事務所向けERPシステム『ACELINK NX-Pro会計大将 (エースリンク エヌエックスプロ)』の新機能「AI仕訳」「AI-OCR」の提供を12月20日から開始すると発表。

 経済・社会のデジタル化が急速に進展し、インターネットバンキングなどデジタルサービスが普及するなか、中小企業・小規模事業者においては、電子化への対応が進まず通帳や領収書を利用しているケースも多く、特に、会計事務所においては記帳業務の効率化が大幅に遅れているというのが実情。こうしたなか、MJSは今回の新機能「AI仕訳」「AI-OCR」を提供することにより、仕訳データの入力作業の負担を軽減し、記帳業務の効率化を支援する。

 「AI仕訳」は、「仕訳の自動化」をコンセプトに、銀行口座やクレジットカード等の取引明細データ、他社サービスとの連携による電子請求書、POSレジなどの各種取引データを自動で取得し、AIや仕訳辞書を利用して仕訳データを作成する機能。2021年9月に、中堅・中小企業向けクラウド型ERPシステム『MJSLINK DX(エムジェイエスリンク ディーエックス) 財務大将』のオプション機能として提供を開始し、この度新たに、会計事務所向けERPシステム『ACELINK NX-Pro会計大将』においても、提供することとなった。

 MJSが開発したAIエンジンによる仕訳の提案機能を搭載しており、取得した取引データに記載された「連携先」「取引内容や品目を指す文字列」「取引金額」を使用し、仕訳学習モデルの中から最も類似しているとみなした仕訳の提案を行う。また、取引内容が同じ場合でも、取引データの取得先や入金・出金データを区別し、適用する仕訳のルールを細かく設定でき、条件に従い自動で仕訳データを作成する。

 「AI-OCR」は、スキャンした通帳やレシート、領収書(手書き含む)などの画像を取り込みAI-OCRエンジンによる解析後、仕訳元データとして「AI仕訳」にデータ連携する機能。印字されたレシート・領収書等については縦書き横書きともに読み取り可能で、手書きの場合は、横書きの領収書のみ読み取ることができる。

 証憑読み取りに際しては、アプリケーションをインストールすることで、お使いのパソコンのローカルフォルダにレシートや領収書、通帳の画像・PDFファイルを格納後、自動的に「AI仕訳」にデータをアップロードすることが可能。顧問先企業にインストールをすることで、証憑の引き渡しから解析までをオンライン上で実行でき、会計事務所と顧問先企業における証憑データのやり取りや記帳業務にかかっていた手間と工数の大幅な削減が実現できる。

≪新機能「AI仕訳」「AI-OCR」概要≫

■内容
「AI仕訳」機能:
「仕訳の自動化」をコンセプトに、銀行口座やクレジットカード等の取引明細データ、電子請求書、POSレジなどの各種取引データを自動で取得し、仕訳データを作成するクラウドサービス。

「AI-OCR」機能:
スキャンした通帳やレシート、領収書(手書き含む)などの画像を取り込み、AI-OCRエンジンによる解析後、仕訳元データとして「AI仕訳」にデータ連携する機能。

■利用対象
会計事務所向けERPシステム『ACELINK NX-Pro会計大将』をご利用のお客さま

■提供開始日
2021年12月20日
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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