【株式市場】日経平均は136円安、「オミクロン株」気にされるがTOPIXは小高い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8504円15銭(136円34銭安)、TOPIXは1978.33ポイント(0.20ポイント高)、出来高概算(東証1部)は4億4488万株

 12月14日(火)前場の東京株式市場は、トヨタ自<7203>(東1)が午後にEV(電気自動車)前略発表会見と伝えられて堅調に推移し、東京海上HD<8766>(東1)は証券会社による相次ぐ投資判断や米金利上昇観測などで一段高。ただ、新型コロナ「オミクロン株」による死亡例が初めて英国で確認されたことやNY株反落などを受け、日経平均は取引開始後の32円47銭高(2万8672円96銭)を上値に値を消し、前引けにかけて139円39銭安(2万8501円10銭)まで軟化した。一方、TOPIXは値を保ち小高い。

 Hamee<3134>(東1)が第2四半期決算など好感されて急伸し、シンシア<7782>(東1)は上場5周年の記念株主優待が好感され活況高。ステムリム<4599>(東マ)は急性期脳梗塞に対する第2相試験での好成果に注目集中しストップ高買い気配。メタリアル<6182>(東マ)はメタバース無料体験の株主優待などが買い材料視され再び出直り拡大。エクストリーム<6033>(東マ)はイー・ガーディアン<6050>(東1)グループとの連携が好感され活況高。シンクレイヤ<1724>(JQS)は新株予約権の大量行使発表により需給の圧迫感が後退とされ出直り急。

 東証1部の出来高概算は4億4488万株、売買代金は1兆654億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は735銘柄、値下がり銘柄数は1334銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種が値上がりし、保険、医薬品、輸送用機器、電力ガス、情報通信、食料品、ゴム製品、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る