【株式市場】日経平均は266円安、INPEXやキヤノンなど高いが全般は個別物色

◆日経平均は2万8799円60銭(266円72銭安)、TOPIXは1998.96ポイント(14.12ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億1677万株

 12月17日(金)前場の東京株式市場は、NYダウが取引時間中の262ドル高を保てず大引けは29ドル安となったことなどを受け、個別物色の展開となった。キヤノン<7751>(東1)は増配が好感されて連日出直り、明治HD<2269>(東1)は傘下のKMバイオの新型コロナワクチンに注目強まり続伸。デンソー<6902>(東1)はEV(電気自動車)時代の自部品けん引役とされ連日高値。日経平均は半導体株一服や円高などを受けて211円安で始まり、午前10時40分頃の299円63銭安(2万8766円69銭)で下げ止まり前引けまで一進一退、反落模様となった。

 INPEX<1605>(東1)が年初来の高値に進み、インドネシアの地熱発電や次世代エネ事業への構造転換など好感。アスクル<2678>(東1)は四半期好決算など好感され続伸。JFEシステムズ<4832>(東2)は名古屋鉄道<9048>(東1)へのシステム導入など好感され高値更新。川本産業<3604>(東2)、中京医薬品<4558>(JQS)はサッカー観戦者がオミクロンに感染と伝えられマスク需要への連想などで急出直り。サンバイオ<4592>(東マ)は新薬開発に向けた資金調達が好感され2日連続大幅出直り。

 東証1部の出来高概算は5億1677万株、売買代金は1兆2313億円。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は624銘柄、値下がり銘柄数は1425銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種が値上がりし、鉱業、非鉄金属、石油石炭、パルプ紙、鉄鋼、銀行、卸売り、電力ガス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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