Lib Workはデジタルマーケティング集客を一層強化、営業拠点数は4割上積み

銘柄 相場欄

■中期計画、YouTubeチャンネル「LibWork ch」の拡充も推進

 Lib Work(リブワーク)<1431>(東マ・福証Q-Board)は12月21日の夕方、東証が2022年4月4日に移行を予定している新市場区分について、「グロース市場」を選択し、申請に係る手続きを進めると発表した。同時に、中期計画で推進するデジタルマーケティング集客のさらなる強化と営業拠点の目標店舗数の4割上積みなどを発表した。

 同社グループは、デジタルマーケティング集客を主体とし、戸建住宅事業および不動産販売事業を行なっている。この日発表した中期経営計画「NEXT STAGE 2023」(2023年6月期を最終年度とする3か年の中期経営計画)では、23年6月期までに営業拠点を25店舗としていた目標計画を4割増の35店舗へ上方修正し、全国展開の加速を進めることなどを盛り込んだ。

 「無印良品の家 熊本店」は、熊本市に全国で初となる「無印良品の家」の常設モデルハウスを3棟同時に開設し顧客層の拡大に寄与している。さらに、福岡エリアの独占営業権を獲得し、「無印良品の家 福岡店」を計画する。

■土地探しの「e土地net」、注文住宅デザインの「e注文住宅net」なども拡充

 中期計画では、ショッピングモールへの出店も計画し、ショッピングモール館内に実物大のモデルハウスを建てて住宅展示場とする。ブランド名である「sketch」はセカンドブランドの位置づけで、今後3店舗に拡大する予定とした。

 デジタルマーケティング戦略・デジタルマーケティング集客も強化し、デジタルマーケティングによる効率的な集客を実現することにより、集客コストを下げることによってコストパフォーマンスの高い家を提供することにつなげる。戸建関連カテゴリー(土地探しの「e土地net」、注文住宅デザインの「e注文住宅net」、平屋「e平屋net」、建築家マッチング「e建築士net」)に特化したサイトの充実・拡大も進め、YouTubeチャンネルでの動画配信にも注力する。

 YouTubeチャンネル「LibWork ch」の拡大については、現在、同社が施工したお施主様の家をガイドするルームツアーなどを配信している。50万再生を超えるコンテンツもあり、全国から問合せが増加中。今後は戸建ナンバーワンチャンネルを目指す。

 積極的なM&Aの実施も継続する。2020年7月1日に神奈川県内で新築分譲住宅を販売するタクエーホーム株式会社を子会社化。同社との戸建住宅関連の共同仕入れに伴う原価低減をはじめとするスケールメリットを出す等シナジーを深め、Lib Workとしての関東エリアへ進出の足掛かりとする。今後も事業シナジーが見込める事業会社は積極的にM&Aを行なう。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る