DNAチップ研は関節リウマチに関する特許に注目集まり8%高

■個々の患者に適した薬剤を事前に予測する方法の開発に寄与

 DNAチップ研究所<2397>(東2)は12月27日、8%高に迫る463円(33円高)まで上げた後も堅調で、再び出直っている。24日付で、「関節リウマチに対する生物学的製剤の治療効果を予測する方法」に関する特許取得を発表し、注目が集まった。

 発表によると、関節リウマチ患者の血液の遺伝子発現情報を用いて複数の生物学的製剤の効果を予測する方法に関する国内特許を特許登録日2021年11月30日付で取得した。

 本特許は学校法人慶應義塾および学校法人埼玉医科大学との共同出願。関節リウマチの治療は、効果に個人差が認められる上、国内で使用できる生物学的抗リウマチ薬は8種類存在し、どの薬剤を投与するか選択する必要がある。個々の患者に適した薬剤を事前に予測する方法(検査)の開発が求められている。本特許の活用により、関節リウマチ患者の生物学的製剤による治療成績の向上、医療費の軽減が期待できる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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