【株式市場】ユーロ圏首脳会議など期待し日経平均は昨日の下げを7割回復

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万376円59銭(264円47銭高)、TOPIXは1637.23ポイント(16.87ポイント高)、出来高概算(東証1部)は22億2594億円

チャート15 7日後場の東京株式市場は、日本時間の今夜、ユーロ圏の首脳会議が開かれると伝えられ、ギリシャ問題の進展に期待する雰囲気が続き、日経平均は14時を過ぎて本日の高値になる315円88銭高(2万428円00銭)まで上げた。昨日の427円安を7割回復して大幅反発となった。ただ、朝の売買開始と同時に急伸して始まったため、高値と安値の差は90円82銭にとどまり、一日を通じては小動きだった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も大幅に反発した。

 後場は、引き続き欧州向け輸出や売り上げ比率の高いマキタ<6586>(東1)が年初来の高値を更新して推移するなど、ギリシャ問題の影響が薄れる様子があり、コーセー<4922>(東1)が一段ジリ高など、インバウンド関連株もしっかり。コメ兵<2780>(東2)は11時に発表した月次売上高が好調で一段高。世界遺産関連株も動意が強く、九州地盤のMrMax<8203>(東1)グリーンランドリゾート<9656>(東2)などが高い。アイ・ピー・エス<4335>(JQS)はマイナンバー関連業務繁忙とかで5日連続ストップ高。

 7日新規上場の富士山マガジンサービス<3138>(東マ、売買単位100株)はインターネットで雑誌の定期購読などを仲介するサイト「Fujisan.co.jp」の運営などを行い、前後場とも買い気配のまま本日は初値がつかず、気配値のまま上げる場合の本日上限に達して公開価格2650円の2.3倍の6100円の買い気配で終わった。

 東証1部の出来高概算は22億2594億円(前引けは11億3459万株)、売買代金は2兆3179億円(同1兆841億円)。1部上場1888銘柄のうち、値上がり銘柄数は1487(同1678)銘柄、値下がり銘柄数は314(同141)銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、水産・農林、空運、医薬品、陸運、小売り、パルプ・紙、食料品、などとなった。

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