日本郵船が6%高など海運大手が一斉高、商船三井が決算発表後も出尽し安とならず先回り買いも

■業績・配当予想の増額相次ぐ、引き続き「遠くの戦争は買い」の思惑も

 2月1日午前の東京株式市場では大手海運株が軒並み出直りを強め、日本郵船<9101>(東1)は6%高の9470円(570円高)まで上げて続伸幅を広げ、商船三井<9104>(東1)は7%高の9440円(640円高)、川崎汽船<9107>(東1)は6%高に迫る7480円(400円高)まで上げて活況高となっている。31日に商船三井、日本郵船が業績・配当予想の増額修正を発表し、好業績プラス配当妙味の買いが強まったほか、引き続きロシア・ウクライナ情勢などを受けて「遠くの戦争は買い」の見方があり、海運市況の高どまりの予想が強い。

 第3四半期決算の発表は、商船三井が31日に行い、日本郵船と川崎汽船は2月3日に発表する予定。市場関係者によると、大手海運株については、決算の発表を境にいったんは好業績への期待が出尽すとの読みがあったが、商船三井は発表後も一段高。このため、日本郵船と川崎汽船への先回り買いが強まったとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る