TDKが4日続伸、1月の下げ奪回、ほかの電子部品・半導体関連株に比べ値戻しの強さ目立つ

TDK

■第3四半期2ケタ増となり通期業績予想を増額修正、大手証券高評価

 TDK<6762>(東1)は2月2日、時間とともに強含む相場になり、午前10時30分を過ぎて4695円(135円高)まで上げ、4日続伸基調で出直り継続となっている。第3四半期決算が2ケタの伸び率で増収増益となり、3月通期予想の増額修正も発表。野村証券が2月1日付で目標株価を6900円(従来比100円増)に見直したと伝えられ、1月中下旬の下げをほぼ奪回した。ほかの電子部品株や半導体関連株に比べ、値戻しの強さが注目されている。

 1月31日に発表した第3四半期決算(2021年4~12月・累計、米国基準)は前年同期比で売上高が28.3%増加、税引前利益は同34.1%増加。3月通期の予想を11月時点の予想に対し売上高は500億円(約3%)増額修正し1兆8500億円の見込みとし、税引前利益は同60億円(約4%)増額して1680億円の見込みとした。

 為替差益が第3四半期までで売上高に約853億円、営業利益に約35億円発生。第4四半期の為替前提は1米ドル110円、1ユーロ130円を想定するとしたため、いぜん差益発生の可能性を内包する状況だ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る