ペプチドリームは放射性医薬品事業の取得等材料視され逆行高

■富士フイルム富山化学から2022年3月に事業譲受

 ペプチドリーム<4587>(東1)は12月20日、再び出直って始まり、取引開始後は7%高に迫る2795円(177円高)まで上げ、TOPIX(東証株価指数)などの続落に逆行高となっている。2022年3月に富士フイルム富山化学(株)の放射性医薬品事業を取得する予定で、富士フイルム富山化学が22年1月に治療用放射性医薬品「ライアットMIBG-I 131静注」を発売開始することなどが買い材料視されている。譲渡完了後はペプチドリーム傘下で事業活動が行われる予定と11月に発表済み。

 発表によると、この製剤の適応症は、「MIBG集積陽性の治癒切除不能な褐色細胞腫・パラガングリオーマ」で、外科的切除により完治するが、切除不能場合は有効な治療法がないため、アンメットメディカルニーズが高い疾患といわれているという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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