【株式市場】日経平均は一時165円安から持ち直し7円安、好決算銘柄など高い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7233円83銭(7円48銭安)、TOPIXは1917.33ポイント(2.59ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億7458万株

 2月4日(金)前場の東京株式市場は、割安株物色が根強く、日本郵船<9101>(東1)などの海運株が急反発で始まり次第高となり、日本製鉄<5401>(東1)は小安く始まったが持ち直して中盤から堅調に推移。四半期好決算で利益予想を増額した資生堂<4911>(東1)、加賀電子<8154>(東1)などが活況高。ただ、日経平均は取引開始後の94円81銭高(2万7336円12銭)を上値に一進一退となり、米軍のNATO追加派兵報道などを受けて午前11時前には165円32銭安(2万7075円99銭)まで下押す場面があったが、前引けは小幅安だった。

 日清食品HD<2897>(東1)が活況高となり、四半期好決算に自社株買いと消却の発表や製品値上げなど好感。住友倉庫<9303>(東1)は海運市況高の恩恵大とされ7日予定の決算発表に期待強いと出直り拡大。コンテック<6639>(東2)は第3四半期決算など買い材料視され急反発。Jフロンティア<2934>(東マ)はオンライン診療用の処方薬宅配システムの特許などに期待強く戻り高値。NKKスイッチズ<6943>(JQS)は業績回復強まるとされ再び一段高の出直り拡大。

新規上場のセイファート<9213>(JQS)は1030円(公開価格は1120円)で初値をつけ、その後1086円まで上げる場面を見せて売買され、前引けは992円。

 東証1部の出来高概算は6億7458万株、売買代金は1兆6843億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は944銘柄、値下がり銘柄数は1106銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種が値上がりし、海運、その他製品、倉庫運輸、銀行、鉱業、精密機器、電力ガス、その他金融、鉄鋼、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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