【株式市場】日経平均は乱高下の末83円安、一時214円安のあと168円高まで上げる

◆日経平均は2万6393円42銭(83円08銭安)、TOPIXは1875.50ポイント(0.74ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億9409万株

 2月28日(月)前場の東京株式市場は、ロシア・ウクライナ情勢を受けて日本郵船<9101>(東1)が次第高となって今年の高値を更新など、海運、鉄鋼株が上げ、住友金属鉱山<5713>(東1)も活況高。バイオ材料株も人気化。一方、日経平均は原油高の日本経済への影響や停戦会談への期待などで高下し、取引開始後に213円87銭安(2万6262円63銭)まで下げ、午前10時20分にかけては一転168円06銭高(2万6644円56銭)まで上げ、前引けは再び軟調となった。

 北海原油先物の100ドル/バレル乗せを受けてINPEX<1605>(東1)などが高い。マーケットエンタ<3135>(東1)は欧州へ中古農機を輸出していることなどが言われて出直り拡大。オプティマスG<9268>(東2)は中古車輸出事業で3月末に株式分割を行うこともあり急伸。データホライゾン<3628>(東マ)は業績回復期待などで出直り幅を拡大。セキュアヴェイル<3042>(JQS)はサイバー攻撃への備えが現実味とされ一段高。

 東証1部の出来高概算は5億9409万株、売買代金は1兆4594億円。1部上場2179銘柄のうち、値上がり銘柄数は1474銘柄、値下がり銘柄数は623銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種が値上がりし、鉄鋼、海運、非鉄金属、鉱業、電力ガス、空運、パルプ紙、水産農林、その他製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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