パイプドビッツはGS1‒128対応のSPDシステム「JoyPla(ジョイプラ)」に「グループ施設管理機能」を搭載

■複数施設の在庫状況を集約し、本部と現場双方の在庫管理業務を効率化

 パイプドHD<3919>(東1)のパイプドビッツは2月28日、中小規模病院向けクラウド型SPDシステム「JoyPla」のオプション機能として、「グループ施設管理機能」を2022年2月28日から提供開始したと発表。同機能では、複数の施設にまたがる医療材料の在庫状況を一元管理し、病院・介護施設・クリニックなどにおいて、複数施設を運営する事業者の本部と現場双方の在庫管理業務を効率化する。

【SPD(Supply Processing and Distribution)システム】=病院が使用・消費する物品(医薬品、試薬、滅菌・再生品、文具・日用雑貨、印刷物など)の在庫管理・購買管理・搬送管理・消費管理を一元管理することで、コスト削減や原価管理など病院経営改善および管理業務の効率化を図る「物品・物流管理システム」。

 「JoyPla」は、GS1‒128対応のSPDシステムとして、中小規模病院における在庫管理業務の効率化とトレーサビリティ強化による医療の安全性確保を支援している。一方、医療施設などにおいて、複数施設を運営する事業者にとっては、本部が各施設の状況を把握するために施設ごとの管理画面へログインする必要があり、非効率な状況にあった。また、各施設にとっては、本部への報告業務の負担も大きいため、本部と現場双方の業務負担を軽減したいという声も多くあった。

 新機能では、煩雑になりがちな複数施設の在庫状況をクラウド上で一元管理し、在庫管理者の手間や報告業務を軽減することで、本部と現場双方の在庫管理業務を効率化する。

■「グループ施設管理機能」導入のメリット

(1)複数施設の管理業務を効率よく

 本部は、複数施設の在庫状況や受発注状況を、本部用の管理画面一つでまとめて管理することが可能。各施設の管理画面を開いて操作する必要がないため、煩雑になりがちな複数施設の管理業務を効率化する。また、本部用の管理画面から各施設の在庫状況や発注履歴などのレポートを出力できるため、各施設の現場担当者のExcelによる集計作業もゼロになる。

(2)より最適な施設運営が可能に

 本部が各施設の在庫状況を可視化できることで、理論在庫と実在庫の差異があった場合に過去の実績と照合して原因究明を行うことができ、より最適な施設運営が可能になる。

(3)各施設の業務負担を大幅削減

 本部が各施設の状況をリアルタイムで把握できることで、各施設は、本部への報告書の提出が不要となり、業務負担を大幅に削減する。

■「JoyPla」とは

 「JoyPla(ジョイプラ)」は、独自に開発した中小規模病院向けクラウド型SPDシステム。病院内における医療材料や物品などの受発注を、GS1-128対応のSPDシステムで一元管理でき、在庫管理者の手間と病院内の不良在庫を軽減する。医療に係る管理業務の効率化および医療材料コストの可視化を図り、地域医療を支える中小病院の経営改善に貢献する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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