アイリッジ、世田谷区の「せたがやPay」が運用1年で加盟店2,000店舗を突破

■流通総額は19億円超に拡大、自治体のDXに貢献

 アイリッジ<3917>(東マ)の連結子会社フィノバレーがデジタル地域通貨プラットフォーム「Money Easy」のシステム提供と運用支援を行う東京都世田谷区の「せたがやPay」の加盟店数が、運用開始から約1年となる3月3日に2,000店舗を突破し、また流通総額が19億円超となった。

 「せたがやPay」は、世田谷区商店街振興組合連合会が運営、世田谷区を対象とするデジタル地域通貨。2021年2月20日に提供開始後、コロナ禍での感染予防対策として非接触決済への関心が急速に高まったことや、各種キャンペーンやソーシャルメディアでの加盟店紹介などを通じて利用者数と加盟店数を順調に伸ばした。スタートから約1年となる3月3日時点で加盟店2,000店舗の大台を突破した。利用者数は53,000ユーザー、流通総額19億円となっている。

 今後、「せたがやPay」では、利用者の利便性向上や加盟店の運用効率化を目的とした決済画面UI(ユーザーインターフェース)改善を今春中にも実施予定である。

 また、世田谷区では2022年度予算において、「せたがやPay・プレミアム付区内共通商品券の発行支援」を含む産業振興予算として約6億円を計上しており、国民健康保険ポイント事業や入浴券の電子化などでも「せたがやPay」を活用していく予定である。フィノバレーでは今後も使いやすいUIや魅力的なコンテンツ、キャンペーンの企画・運用を通じ、「せたがやPay」の普及促進を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る