【株式市場】日経平均は164円安、後場寄り後265円安まで下押すが大引けは底堅い

◆日経平均は2万6821円52銭(164円28銭安)、TOPIXは1889.64ポイント(7.15ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億4889万株

 4月11日(月)後場の東京株式市場は、上海の都市封鎖が長引き影響が出ているとの報道などが言われ、鉄鋼株や海運株が値を消して始まった。一方、大手不動産株は一段ジリ高となり、医薬品株はディフェンシブ買いなどで一段ジリ高、電力株は原発再稼働期待などで一段ジリ高。日経平均は後場寄り後に前場の安値を割り込んだが、13時前の265円34銭安(2万6720円46銭)を下値に持ち直し、大引けは反落だが底堅かった。

 第一生命HD<8750>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)が金利上昇期待などで一段と強含み、GFA<8783>(東証スタンダード)は業績回復期待などで一段高。ライフドリンクカンパニー<2585>(東証スタンダード)はディフェンシブ銘柄とされ一段強含む場面。BlueMeme<4069>(東証グロース)は三井物産グループの三井情報との資本業務提携が好感されストップ高で売買を継続。

 東証プライム市場の出来高概算は11億4889万株(前引けは5億4645万株)、売買代金は2兆5015億円(同1兆1755億円)。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は600(前引けは463)銘柄、値下がり銘柄数は1189(同1333)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、水産農林、銀行、保険、鉱業、不動産、医薬品、卸売り、その他金融、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る