明治ホールディングスは新型コロナ「不活化ワクチン」に期待強く高値引け

銘柄

■D-414の第3相臨床試験、国内小児第2/3相臨床試験を届け出

 明治ホールディングス<2269>(東証プライム)は4月20日、2日続伸となり、後場、中盤から再びジリ高商状となって前場の高値を抜き、6390円(70円高)まで上げて高値引けとなった。

■アレルギー等でワクチン接種できない方への新たな選択肢に

 午前10時過ぎ、事業子会社であるKMバイオロジクス株式会社とMeiji Seikaファルマ株式会社が、開発を進めているCOVID-19(新型コロナウイルス)に対する不活化ワクチンKD-414の第3相臨床試験(国際共同)と国内小児第2/3相臨床試験について、治験計画届をそれぞれ医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出したと発表し、実用化への期待が強まった。審査終了後、4月下旬に被験者登録・接種の開始に移るとした。5歳未満児も含め、全年齢層に対して新型コロナワクチンを接種することが可能になるという。

■現在は5歳未満の小児に接種可能なワクチンは存在しないが

 発表によると、新型コロナウイルス感染症は、現在、小児や若年層の感染者数が増加している。その一方で、5~11歳の小児では1回接種完了者の割合がおよそ10%にとどまっており、加えて5歳未満の小児には接種可能なワクチンが現在存在しないという課題がある。

 開発中の不活化ワクチンは、小児の定期接種ワクチンやインフルエンザワクチンなどとして長年使われてきた実績があり、副反応が比較的少ないワクチン。KD-414は安全性の懸念やアレルギー等でワクチン接種ができない方への新たな選択肢となる。この実用化により、全年齢層に対して新型コロナワクチンを接種することが可能となる。

 当該両試験を含めKD-414の開発および生産体制整備は、厚生労働省および国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)からの助成を得て進めている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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