【どう見るこの相場】まだら模様の業績相場へ勝ち組シフトで黒字転換・大幅増益予想銘柄をマーク

どう見るこの相場

 3連休中の米国市場では、連休前の27日にダウ工業株30種平均(NYダウ)が、575ドル高と6営業日続伸し、週間でも9週間ぶりに上昇転換した。一安心である。その米国の企業業績は、まだら模様だそうだ。好業績企業と業績悪企業の混在である。5月17日~18日発表のウォルマートとターゲットの悪決算では、NYダウが、1063ドル安と今年最大の下げ幅と売られ、5月26日発表のメーシーズやダラー・ツリーの好決算では、NYダウが516ドル高と大幅続伸し、そのたびごとに株価が大きく一喜一憂した。企業業績全般は、総じて悪くはないものの、パンチ力はそう強くないとも伝えられている。

 ということなら週明けの東京市場も、米国市場のまだら模様の業績相場のいいとこ取りに専念することにしくはない。3月期決算会社の業績発表が一巡して1週間が過ぎたが、好決算銘柄を見直す再度のアプローチである。主力株とするのがストレートのセオリーだろうが、ここではややカーブボールながら、勝ち組銘柄候補としてぜひマークしたいのが、前2022年3月期の純利益が黒字転換して着地し、なおかつ今2023年3月期業績が、大幅増益と予想されているやや地味な銘柄である。パンチ力はいま一つでも底力やことと次第によっては瞬発力も期待できそうだからだ。

 新型コロナウイルス感染症に次々に変異株が出現して行動制限が強化され、サプライチェーンの混乱に伴う部品不足、資源・素材価格の上昇によるコストアップ、さらにはロシアのウクライナへの軍事侵攻による地政学リスクまで重なって、散々に痛め付けられて赤字転落していた個々の企業業績が、何とか乗り切って水面上に浮上して、そこから急スピードの持ち直しを予想している銘柄である。なかには、今2023年3月期純利益が、前期比23倍増益となる銘柄も含まれる。

 もちろんターゲットになるのは、そうした銘柄のなかでも投資採算的に割り負けている銘柄で、できれば増配や自己株式取得の株式還元策付きなら申し分ない。幅広い銘柄がスクリーニングされ、インバウンド(外国人観光客)関連の電鉄株から小売り・消費関連株、自動車生産復調に伴う自動車部品株、さらにハイテク株の一角までがノミネートされる。なかには好決算発表とともにストップ高し、年初来高値追いとなっている銘柄もあるが、一段の底力、瞬発力を発揮してまだら模様の業績相場の勝ち組候補に名乗りを上げる展開も想定され、スタンバイしたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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