【株式市場】日経平均は44円安となり小反落、後場は弱もみあい

◆日経平均は2万7413円88銭(44円01銭安)、TOPIXは1926.39ポイント(12.25ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億9537万株

 6月2日(木)後場の東京株式市場は、ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)などの石油元売りが一段と出直りを強め、TDK<6762>(東証プライム)など電子部品株の一角も出荷統計などを受けて一段ジリ高となった。一方、鉄鋼、海運などはさえず、値がさ半導体株も重い。日経平均は13円安で始まり、14時過ぎまで20、30円安で推移。終盤に下押したが大引けは持ち直し小反落にとどまった。

 後場は、エイチ・ツー・オーリテイリング<8242>(東証プライム)が中盤にかけて一段と上げるなど百貨店株に強い銘柄が目立ち、東洋エンジニアリング<6330>(東証プライム)はインドネシアでのグリーンアンモニア生産に関する報道などで一段高。モバイルファクトリー<3912>(東証プライム)は絵本作品に関連するNFT事業など材料視され一段高。enish<3667>(東証スタンダード)はスマホゲームアプリ6月2日事前登録開始で一時急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は10億9537万株(前引けは5億7242万株)、売買代金は2兆5463億円(同1兆3663億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は579(前引けは516)銘柄、値下がり銘柄数は1192(同1262)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けも7業種)が値上がりし、石油石炭、保険、ゴム製品、その他金融、鉄鋼、電力ガス、機械、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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