【株式市場】日経平均は541円安、一時629円安まで下押すがグロース株の一角など持ち直し注目集める

◆日経平均は2万6446円82銭(540円62銭安)、TOPIXは1871.52ポイント(29.54ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億736万株

 6月14日(火)前場の東京株式市場は、米国の利上げ幅拡大観測やNYダウ大幅続落などを受け、自動車、機械、電気・精密株など幅広い銘柄が下げて始まり、観光関連株や百貨店、不動産株も安い。一方、みずほFG<8411>(東証プライム)などの大手銀は金利上昇期待などで小高く、レーザーテック<6920>(東証プライム)などグロース株の一部も上げて注目された。日経平均は432円安で始まり、午前11時にかけて629円54銭安(2万6357円90銭)まで下押したが、前引けは幾分回復した。

 芝浦メカトロニクス<6590>(東証プライム)が高業績株の選別買いとされて上げ、日経平均は大幅続落だが値がさ半導体株の中に持ち直す銘柄が散見。亀田製菓<2220>(東証プライム)は野村證券による投資判断・目標株価の引き上げが言われて大きく出直り、スマレジ<4431>(東証グロース)は自社株買いなど好感されストップ高。VALUENEX<4422>(東証グロース)は第3四半期の黒字化など好感され終始買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億736万株、売買代金は1兆4896億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は231銘柄、値下がり銘柄数は1543銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、銀行、海運、保険が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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