23日上場の坪田ラボは2時間にわたって気配値を上げ794円(公開価格の69%高)で初値つく

■近視進行を抑制する医療機器の開発などに取組む慶應大発のベンチャー

 6月23日新規上場となった坪田ラボ<4890>(東証グロース)は、取引開始から2時間にわたって買い気配をセリ上げ、午前11時2分に794円(公開価格470円の69%高)で売買が成立し初値をつけた。その後812円まで上げている。

 慶應義塾大学発のベンチャー企業で、「近視、ドライアイ、老眼の治療に革新的なイノベーションを起こす」という目標のもと、事業活動を展開する。

 <研究開発分野の主なパイプライン>

【TLG-001】近視進行抑制を目的としたTLG-001を医療機器としての製造販売承認を目指すため、その開発や製造等に対して必要な知的財産を実施許諾する契約

【TLM-003】当社が保有する近視予防に関する知的財産権及び研究開発成果に関しての実施許諾及び近視抑制のメカニズム、リバウンド等の基礎研究に関する共同研究開発

【TLG-005】脳活性化バイオレットライトメガネTLG-005を用いたバイオレットライトのうつ病、認知症、脳疾患Xについての共同研究

 業績見通し(2023年3月期・個別、会社発表)は、売上高12.78億円(前期比99.5%増)、営業利益2.62億円(同93.0%増)、当期純利益1.81億円(同18.6%増)を見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る