【株式市場】日経平均は185円高、1ドル138円台への円安や首相の夕方会見など材料視

◆日経平均は2万6664円20銭(185円43銭高)、TOPIXは1891.92ポイント(3.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億9572万株

 7月14日(木)前場の東京株式市場は、米消費者物価指数の大幅上昇を受けて米利上げ幅拡大観測が再燃したとされ、日経平均は121円安で始まったが、円安進行などを受けてトヨタ自<7203>(東証プライム)などが次第に持ち直して堅調に転じ、海運、精密機器などはしっかり。NYダウは下げたが半導体株指数は高かったため東京エレク<8035>(東証プライム)なども高い。日経平均は午前10時過ぎから高くなり、首相がコロナ、物価対策で夕方会見と伝わったことや1ドル138円台への円安を受け、11時にかけて205円30銭高(2万6684円07銭)まで上げて前引けとなった。

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)やサカタのタネ<1377>(東証プライム)などが業績予想の大幅増額修正や今期予想など好感されて活況高。ジーダット<3841>(東証スタンダード)は「容量抽出ソルバー」が材料視され2日連続ストップ高。ユニバーサル園芸社<6061>(東証スタンダード)は6月決算に期待とされ出直り拡大。スタジオアタオ<3550>(東証グロース)は第1四半期の大幅増益など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は4億9572万株、売買代金は1兆1208億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は868銘柄、値下がり銘柄数は848銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、水産農林、海運、電気機器、精密機器、ゴム製品、機械、鉄鋼、その他製品、輸送用機器、非鉄金属、ガラス土石、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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