【株式市場】日経平均は次第安となり203円安、食品、運輸、バイオなどはしっかり

◆日経平均は2万7710円72銭(203円94銭安)、TOPIXは1943.10ポイント(12.87ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は少な目で4億4018万株

 7月25日(月)前場の東京株式市場は、米購買関連指数を受けた景気鈍化予想などを受け、自動車、電気精密、大手商社株などが軟調。一方、JR東日本<9020>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)などは堅調。食品株もしっかり。日経平均は取引開始後の66円07銭安(2万7848円59銭)をピークに次第安となり、米下院議長の台湾訪問観測に対し、中国が実力阻止も辞さない構えと伝えられた事も影響したようで、日経平均は午前11時前に251円50銭安(2万7663円16銭)まで下押す場面があった。

 オーバル<7727>(東証プライム)が引き続き欧州企業からの大規模買付行為に関する過日発表など材料視され3日連続急伸。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は中古エアコンだけでなく中古おもちゃも好調の様子で業績上振れ期待など強まり一段高。出前館<2484>(東証スタンダード)は証券会社による目標株価引き上げなど材料視され一段高となり8日続伸。プレシジョン・システム・サイエンス<7707>(東証グロース)は「サル痘」検査キットなどに注目集まり高値に接近。

 東証プライム市場の出来高概算は少な目で4億4018万株、売買代金は1兆1108億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は534銘柄、値下がり銘柄数は1210銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種が値上がりし、陸運、電力ガス、食料品、空運、建設、水産後輪、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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