シンプレクス・HDは第1四半期減益だが「⽣損保の⼤型案件」などに期待強く次第高

株式市場 銘柄

■「決算説明会・質疑応答」で、受注時期見通しに変更ないと回答

 シンプレクス・ホールディングス(シンプレクス・HD)<4373>(東証プライム)は7月29日、次第高となり、午前10時50分にかけて12%高の2018円(218円高)まで上げて取引時間中としては6月9日以来の2000円台を回復している。28日の15時に発表した第1四半期決算(2022年4~6月)は前年同期比で営業利益27%減となるなど全体に減益だったが、ホームページに開示した「決算説明会・質疑応答」で、⽣損保の⼤型案件の受注が「夏ごろ」になる見通しに変更はないと回答した部分があり、注目を強める様子がある。

 第1四半期決算(2022年4~6月)は、前年同期比で売上高が2.1%増加したものの、営業利益は27.2%減となり、親会社の所有者に帰属する四半期利益も22.0%減となった。ただ、「質疑応答」の資料で、⽣損保の⼤型案件について、前回の説明会では夏ごろに受注が決まるのではないかとしていた点には、現在PoC(試作開発前の検証)をかなり詳細に⾏っており、「できれば2QでPoCを終えて正式な契約の受注を⽬指していきたい」などとし、期初からの⾒通しに変更はないとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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