Lib Workは3Ⅾプリンター住宅「DEEP α」開発に伴うArup社との業務委託契約を締結

 Lib Work<1431>(東証グロース)は8月9日、建築用3Ⅾプリンターを用いた住宅開発に関する業務について、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ ジャパン・リミテッド一級建築士事務所(Arup社)とコンサルティング業務委託契約を締結したと発表。

■取り組みの背景

 同社は、建設用3Ⅾプリンターを活用した今までにないイノベーティブな住宅「DEEP α」の本格的な研究開発に着手した。

 建設用3Ⅾプリンターによって、大幅なコストの削減、工期の短縮に貢献できるほか、家を建てる協力業者の高齢化をはじめとする人材不足は全国的にも社会的課題になってきており、同社はその主要な課題を解決する方策としても3Ⅾプリンターによる住宅建築はそれに合致するものだと判断している。

 そこでこのイノベーティブな住宅を開発するにあたり、Arup社と連携することで、国内・国外の3Ⅾプリンター住宅の情報収集、コンセプト開発、基礎試験実施などの多岐にわたる支援体制が整い、今後は共同でプロトタイプ住宅の設計条件整理、企画設計を進める。

 Arup社は、シドニーのオペラハウスをはじめ、パリのポンピドゥー・センター、中国の北京国家体育場などの世界有数の建築物の構造設計を手掛けた優れたグローバル企業であり、同社の考える新しい住宅開発のパートナーとして相応しいと考え、選定した。

■今後の展開

 同社は、「VISION 2030」で掲げる「世界の人々ひとりひとりに価値のある最適な暮らしを提供する」というMISSIONに基づき、これからの時代やマーケットに求められる、新たな住まいと暮らしのデザインの創出に取り組む。3Ⅾプリンター住宅「DEEP α」は、国内はもとより、海外の発展途上国への提供を視野に入れており、今後は本格的な研究開発を進めていく。

■Arup(アラップ)について

 Arupはロンドンに本社を構えるエンジニアリング・コンサルティング会社である。約17,000人の設計者、アドバイザー、専門家を有しており、これまで世界140カ国で持続可能な開発プロジェクトに携わってきた。優れた人材や専門性、技術力、豊富なアイデアや経験を活かし、クライアントやパートナーとともに、より良い社会の実現を目指している。

■オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッドについて

 Arupの日本法人として1989年に東京に設立された。以来、30年以上にわたり、日本における数少ない外資系エンジニアリング・コンサルティング会社(一級建築士事務所登録)として事業を推進している。また、Arupの特徴でもあるグローバルネットワークや優れた組織力、人材を最大限に活かし先進的なポジションで業務を遂行している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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