加賀電子が継続選定、「JPX日経中小型株指数」(200銘柄)に次年度も

ビジネス ビル 企業

■資本の効率的活用や投資者を意識した経営を行う銘柄で構成

 加賀電子<8154>(東証プライム)の株式が東証の「JPX日経中小型株指数」の構成銘柄として次年度(2022年8月31日~23年8月30日)も継続選定された。8月31日から適用され、新たな銘柄構成になる。

 同株価指数は、株式会社JPX総研と日本経済新聞社が共同で算出しており、毎年8月末に定期入れ替えを実施している。今回の入れ替え銘柄数は、8月初旬に日本経済新聞が「45銘柄を除外」「入れ替え後は200銘柄に」(8月6日付朝刊)と伝えていた。新たな銘柄構成は8月31日から適用される。

■銘柄ごとの流動性も考慮、指数連動運用の実務的要請にも対応

 「JPX日経中小型株指数」は、「投資者にとって投資魅力の高い会社」を構成銘柄とする「JPX日経インデックス400」のコンセプトを中小型株に適用した指数であり、資本の効率的活用や投資者を意識した経営を行う企業が選定されている。また、こうした意識をより多くの上場企業に普及・促進を図るとともに、投資者のニーズに応えることを企図している。また、本指数構成銘柄の選定に際しては、銘柄ごとの市場流動性も考慮することで、新指数に連動した資産運用を可能とするための実務的要請に応えることも目指す。

■プライム、スタンダード、グロースの3市場から業績や流動性などで選定

 選定基準としては、東京証券取引所のプライム市場、スタンダード市場、グロース市場を主市場とする普通株式から、過去3期における赤字の有無等の適格基準、時価総額ならびに市場流動性指標によるスクリーニングの後、定量的な指標(3年平均ROE及び3年累積営業利益)によるスコアリングおよび定性的な要素(独立社外取締役の選任、決算情報等に係る英文資料の開示、など)による加点を行い、上位200銘柄が選定される。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る