アイリック子会社インフォディオ、書類審査自動化AI「書審AI」提供開始

■申請内容と添付PDFをAIが自律チェック、ワークフローへ自動反映

 アイリックコーポレーション<7325>(東証グロース)の子会社インフォディオは3月11日、企業やBPO事業者、行政機関、金融機関などにおける各種申請書類の審査・承認・判定業務を自動化するAIエージェントソリューション「書審AI(ショシン エーアイ)」の提供開始を発表した。申請書類の不備確認や添付PDFの内容確認をAIが自律的に処理し、既存のワークフローや業務システムへ結果を反映する仕組みで、既存システムを入れ替えることなく導入できる点が特徴である。提供開始は2026年4月下旬を予定し、価格は個別見積りとなる。

 同ソリューションは「brox AIプラットフォーム」上で稼働する書類審査専用AIエージェントで、申請書の記入漏れや重複申請の有無、内容の整合性をルールに基づき自動チェックする。PDFや画像、スキャン文書などの添付ファイルについてもAI-OCRとマルチモーダルLLMにより解析し、申請内容と突合。審査結果に応じて「承認」「差し戻し」「追加確認」などの処理を自動実行し、処理履歴を記録する。参照した規程や判断理由を提示することで、監査対応や説明責任への対応も可能となる。

 書類審査業務では、請求書や経費精算、口座開設、融資審査など膨大な申請書類の確認作業が発生し、処理件数の増加に伴う担当者負担やヒューマンエラー、審査基準の属人化が課題となっている。同社はこうした課題解決を目的に開発を進めた。独自の書類審査特化型生成AIモデルとAI-OCRを組み合わせ、Excelによるルール設定や既存文書からのルール自動生成にも対応。閉域ネットワークやオンプレミス環境での運用も可能とし、金融機関や行政など高いセキュリティが求められる業務への導入を想定する。今後は経理処理や受注処理などバックオフィス全体の自動化拡大を視野に機能拡張を進める方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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