【株式市場】日経平均は789円安、NYダウ1000ドル安の衝撃食らうがトヨタなどは朝方を下値に持ち直す

◆日経平均は2万7851円68銭(789円70銭安)、TOPIXは1940.26ポイント(39.33ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億7491万株

 8月29日(月)前場の東京株式市場は、NYダウの前週末1008ドル安を受けて株価指数先物の下げが先行し、日経平均は480円安で始まった後一段と下値を探り、あっさり2万8000円台を割り込み、午前10時過ぎには853円26銭安(2万7788円12銭)まで下押した。中で、トヨタ自<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)、商船三井<9104>(東証プライム)などは朝寄り直後を下値に持ち直し、しまむら<8227>(東証プライム)、三陽商会<8011>(東証プライム)などは月次好調などで堅調。日経平均は下げ止まり、一進一退ながら下げ幅を幾分縮めて前引けとなった。

 株式分割を発表した日鉄鉱業<1515>(東証プライム)が上げ、新田ゼラチン<4977>(東証プライム)は羽見換気の予想を第1四半期で超過した営業利益などへの評価再燃と再び一段高。フジックス<3600>(東証スタンダード)は探査衛星「はやぶさ」の帰還パラシュートに製品が採用された実績など言われ一時ストップ高。アサカ理研<5724>(東証スタンダード)は金属リサイクル倍増報道など受け一段高、アミタHD<2195>(東証グロース)は株式分割発表もあり3日連続ストップ高。TORICO<7138>(東証グロース)は人気漫画の最新巻記念イベント30日開催や韓国電子マンガ企業の東証上場準備報道など材料視され連日ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億7491万株、売買代金は1兆3725億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は109銘柄、値下がり銘柄数は1690銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種(石油石炭、鉱業)の値上がりにとどまっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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