【株式市場】日経平均は次第安のまま418円安、米利上げ長期化観測などで個別物色

◆日経平均は2万7673円14銭(418円39銭安)、TOPIXは1939.25ポイント(23.91ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はやや増加し5億3857万株

 9月1日(木)前場の東京株式市場は、米国の利上げ期間長期化の観測などによるNYダウ4日続落を受け、日経平均は294円安で始まり、次第安のまま午前11時に485円31銭安(2万7606円22銭)まで下押した。中で、日本製鉄<5401>(東証プライム)は自動車用後半の大幅値上げ決着など好感されて堅調。高島屋<8233>(東証プライム)などの百貨店株は一時小高くなる場面を見せて堅調。アステラス製薬<4503>(東証プライム)など薬品株の一角も高い。

 積水ハウス<1928>(東証プライム)は産業紙に載ったグループ企業の女性管理職の談話記事など材料視されて大きく出直り、JPホールディングス<2749>(東証プライム)は来年発足する「こども家庭庁」の少子化対策など材料視され値上がり率上位。グラフィコ<4930>(東証スタンダード)は正規輸入販売元であるオキシクリーンの9月価格改定など材料視されストップ高。田中化学研究所<4080>(東証スタンダード)はトヨタ自動車<7203>(東証プライム)が日本と米国でFV用電池の生産拡大との報道など材料視されて戻り高値を更新。大泉製作所<6618>(東証グロース)はフェローテックHD<6890>(東証スタンダード)の傘下入りに続いて中国資本も接近の思惑とかでストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算はやや増加し5億3857万株、売買代金は1兆3187億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は216銘柄、値下がり銘柄数は1573銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種(建設、鉄鋼)の値上がりにとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る