【株式市場】日経平均は215円安、米暗号資産FTX破綻の影響を見極めたい様子の中で半導体関連株など堅調

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8047円58銭(215円99銭安)、TOPIXは1964.90ポイント(12.86ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し7億5215万株

 11月14日(月)前場の東京株式市場は、米暗号資産取引大手FTXの破綻が500億ドル・7兆円規模に達するとの見方もあり、ファンド事業で一部出資するとされるソフトバンクG<9984>(東証プライム)が下落。株式市場への影響はある程度不可避とされ、手控え気分の漂う相場となった。円相場の急反発を受けてトヨタ<7203>(東証プライム)などは上値が重い。一方、ファーストリテ<9983>(東証プライム)やニトリHD<9843>(東証プライム)は堅調。東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株は国産の次世代半導体開発会社構想を受け続伸基調の銘柄が目立った。日経平均は取引開始直後の41円47銭高(2万8305円04銭)を上値に次第安となり、前引け間際に220円24銭安(2万8043円33銭安)まで下押した。

 平田機工<6258>(東証プライム)やアシックス<7936>(東証プライム)が第2四半期決算と業績予想の増額修正など好感され急伸し、10日に四半期決算を発表した資生堂<4911>(東証プライム)は2日続けて大きく出直った。ミズホメディー<4595>(東証スタンダード)は増額修正に加え新型コロナ「第8波」関連株とされて一段高。イーディーピー<7794>(東証グロース)は増額修正など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億5215万株、売買代金は1兆9999億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は564銘柄、値下がり銘柄数は1195銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種の値上がりにとどまり、ガラス土石、化学、陸運、機械、証券商品先物が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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