【株式市場】日経平均は430円安、後場一時501円安まで下値を探ったが回復

◆日経平均は2万7661円47銭(430円06銭安)、TOPIXは1935.49ポイント(27.67ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はやや増加し11億42万株

 9月1日(木)後場の東京株式市場は、引き続き米金融政策を巡り手控え感がある中、トヨタ自<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)は値を戻して始まり、前場の安値を割らずに大引けまで一進一退となったが、東京エレク<8035>(東証プライム)などは米夜間取引でエヌビディアが一段安とされて下値模索型となった。中で、日製鋼<5631>(東証プライム)は不適切検査問題の処理完了とされて前日比反発基調を保ち、業績好調の建設技研<9621>(東証プライム)など建設株の一角が高い。日経平均は400円63銭安で始まり、中盤に前場の安値を割り込み501円83銭安(2万7589円70銭)まで下押したが、大引けは幾分持ち直して2日続落となった。

 後場は、ODKソリューションズ<3839>(東証プライム)が一段高となり、31日に発表した自社株買いなど好感。JPホールディングス<2749>(東証プライム)も一段と強含み、来年度発足の「こども家庭庁」の初予算や政策などに期待。ロングライフホールディング<4355>(東証スタンダード)は子会社の事業提携による見守り(集中管理)システムなど注目されて一段高で始まりストップ高。セルソース<4880>(東証グロース)は業績予想の増額修正などで前場の上げ幅を保って推移。イード<6038>(東証グロース)は業績上振れ期待などで一段と強含む場面。

 東証プライム市場の出来高概算はやや増加し11億42万株(前引けは5億3857万株)、売買代金は2兆7170億円(同1兆3187億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は195(前引けは216)銘柄、値下がり銘柄数は1606(同1573)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は建設1業種(前引けは建設、鉄鋼の2業種)にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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