【株式市場】日経平均は561円高、米NASDAQ8日ぶり反発など好感し一時1万8000円を回復

◆日経平均は2万7992円25銭(561円95銭高)、TOPIXは1953.00ポイント(37.35ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億5891万株

 9月8日(木)前場の東京株式市場は、米NASDAQ指数の8日ぶり反発、ダウ3日ぶり反発などが好感され、値がさ半導体株、電気精密株などが軒並み反発基調となり、自動車、造船株は朝方重かったが堅調に転換。日本航空<9201>(東証プライム)はコロナ移動制限の緩和などを受け活況高。『iPhone14』発表を受け日東電工<6988>(東証プライム)やKDDI<9433>(東証プライム)なども高い。日経平均は302円高で始まり、午前11時過ぎに575円79銭高(2万8006円09銭)まで上げ、取引時間中としては8月31日以来の大台を回復した。指数先物・オプション各9月物の売買最終日のため急な買い戻しもあったようで、ほぼ高値圏で前引けとなった。

 国際紙パルプ商事<9274>(東証プライム)が円安効果の上乗せ期待などで上場来高値を更新。インフォマート<2492>(東証プライム)は比較サイト会社の約3000の電子請求書サービスの中から優秀賞選出など好感され活況高。タカキュー<8166>(東証スタンダード)は引き続き月次売上高の既存店15%増など好感され3日連続「上ヒゲ」で急伸。レノバ<9519>(東証プライム)やAbalance<3856>(東証スタンダード)は再生可能エネ予算を他分野の高齢者負担増でまかなう案などが材料視され活況高。スパイダープラス<4192>(東証グロース)は「業界初の基本特許」に注目集まりストップ高。アンジェス<4563>(東証グロース)は急落だが朝寄りを下値に大きく持ち直した。

 東証プライム市場の出来高概算は5億5891万株、売買代金は1兆3820億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1734銘柄、値下がり銘柄数は79銘柄。

 また、東証33業種別指数は鉱業を除く32業種が値上がりし、空運、医薬品、パルプ紙、電気機器、水産農林、化学、機械、情報通信、ガラス土石、精密機器、銀行、海運、繊維製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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