理研ビタミンが年初来の高値に迫る、カルビーのポテトチップスにマイクロカプセル採用

■天然ビタミンAを有効なまま閉じ込め、狙った条件で放出

 理研ビタミン<4526>(東証プライム)は9月30日、ジリ高傾向となり、1789円(71円高)まで上げた後も堅調で年初来の高値1797円(2022年7月25日)に向けて出直っている。29日、同社の食品用マイクロカプセル「リケビーズ」がカルビー<2229>(東証プライム)のポテトチップス「スーパーポテト」新商品に採用と発表し、好感買いが先行している。カルビーが10月に発売するポテトチップスの新商品「スーパーポテト おしよせるガーリックステーキ味」に採用された。

 発表によると、同社は理化学研究所をルーツとし、天然ビタミンAの製造を祖業としている。ビタミンAは不安定な物質であるため、当社では極めて小さなカプセルに有効成分を閉じ込めるマイクロカプセル化技術を開発し、医薬品や健康食品などの有効成分の安定化に貢献してきた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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