【株式市場】日経平均は15円安となり小反落、後場は米金融政策待ちで小動き、TOPIXは堅調

◆日経平均は2万7663円39銭(15円53銭安)、TOPIXは1940.46ポイント(1.96ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し14億3069万株

 11月2日(水)後場の東京株式市場は、13時に四半期決算と業績予想の増額修正などを発表した神鋼商事<8075>(東証プライム)とSUBARU<7270>(東証プライム)が一段高となるなど、前場に続いて好決算銘柄に買いが集まる相場となった。日本水産<1332>(東証プライム)やダイセル<4202>(東証プライム)も発表後に急動意。WOWOW<4839>(東証プライム)は10月の加入件数が好感され一段と強含んだ。日経平均は2円安で始まり、韓国が北にミサイル応射と伝えられると下げ幅50円台の場面があったが、米国の金融政策会合の結果発表が3日朝になるため株価指数ベースで構成銘柄を大量に売買する様子は少ないようで、振れ幅は大きくならず、大引けは小反落にとどまった。TOPIXは堅調で2日続伸。

 後場は、パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)が水準を一段上げ手始まりジリ高を続け、昨日に続いて米国でのEV電池新工場など材料視。サンゲツ<8130>(東証プライム)は13時半頃に発表した業績・配当予想の増額修正を受けて急伸。八千代工業<7298>(東証スタンダード)は1日発表の増額修正を受けて終日買い気配のままストップ高。フクダ電子<6960>(東証スタンダード)は一段ジリ高となり2日連続大幅高。上場4日目のpluszero(プラスゼロ)<5132>(東証グロース)は3日連続ストップ高で連日高値を更新。上場6日目のリンカーズ<5131>(東証グロース)は2日続けて高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し14億3069万株(前引けは6億8172万株)、売買代金は3兆3799億円(同1兆6591億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は739(前引けは966)銘柄、値下がり銘柄数は1019(同777)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、鉄鋼、水産農林、石油石炭、食料品、電気機器、卸売り、非鉄金属、パルプ紙、海運、、保険、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る