【株式市場】日経平均は34円安、朝方の247円安から切り返す、好決算銘柄など高い

◆日経平均は2万7995円85銭(34円32銭安)、TOPIXは1962.45ポイント(1.77ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億1957万株

 11月16日(水)前場の東京株式市場は、ポーランドにミサイルが着弾しNATO(北大西洋条約機構)が緊急会合と伝えられたことを受けて始まり、日経平均は午前9時30分過ぎに247円02銭安(2万7743円15銭)まで下押した。しかし、半導体製造装置の世界的大手ASMLが韓国に技術拠点との報道などを受けてレーザーテック<6920>(東証プライム)が一段高など半導体関連株が高く、INPEX<1605>(東証プライム)などの資源株、三井物産<8031>(東証プライム)などの大手商社株も高い。大成建設<1801>(東証プライム)など建設株の一角も堅調。日経平均は次第に持ち直し、前引けは34円安にとどまった。

 メニコン<7780>(東証プライム)やデジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>(東証プライム)、ホットランド<3196>(東証プライム)が四半期好決算などを受け2日連続大幅高。壽屋<7809>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高。10月上場のソシオネクスト<6526>(東証プライム)は大手証券の投資判断開始など受け連日最高値。フェローテックホールディングス<6890>(東証スタンダード)は中国のパワー半導体部材子会社の増資などで一段と出直り拡大。マイクロ波化学<9227>(東グロース)は三井化学<4183>(東証プライム)名古屋工場内に革新的CF製造技術に関する実証設備との発表などでストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億1957万株、売買代金は1兆8439億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は922銘柄、値下がり銘柄数は822銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種が値上がりし、鉱業、卸売り、情報通信、倉庫運輸、水産農林、サービス、その他製品、建設、医薬品、繊維製品、非鉄金属、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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