【株式市場】米FRB議長講演を控え日経平均は一時軟化するが回復し3日続けて2015年以来の高値を更新

株式

◆日経平均の終値は2万626円66銭(12円59銭高)、TOPIXは1684.56ポイント(0.10ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億6005万株

チャート11 4日後場の東京株式市場は、日本時間の今夜、イエレン・米FRB(連邦準備理事会)議長の講演があるため円相場への影響などを考慮して手控える雰囲気があり、前場強かった自動車株が総じて軟調に転換。野村ホールディングス<8604>(東1)も後場寄り後を高値に次第にダレて14時頃から軟調になった。日経平均も14時過ぎに一時21円89銭安(2万592円18銭)まで軟化したが、大引けは回復して3日続伸。終値では3日続けて2015年8月以来の高値を更新した。一方、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 後場は、三菱電機<6503>(東1)がAI(AI)を活用した工場づくりで産業技術総合研究所などと連携との報道などを手がかりに一段と強含み、カネコ種苗<1376>(東1)は四半期決算発表が好感されて高い。セブンシーズホールディングス<3750>(東2)は投資事業組合によるTOBが材料視されてストップ高買い気配を継続。旅工房<6548>(東マ)は女性向け新サイト「旅Marche」が期待されて戻り高値。ホリイフードサービス<3077>(JQS)は立ち食いステーキ店展開などが期待されて一段高となり高値を更新。

 東証1部の出来高概算は16億6005万株(前引けは8億7147万株)、売買代金は2町レンゴー億円(同1兆1987億円)。1部上場2030銘柄のうち、値上がり銘柄数は820(同993)銘柄、値下がり銘柄数は1096(同899)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がりした業種は、水産・農林、その他金融、鉄鋼、機械、食料品、精密機器、情報・通信、保険、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■新エネルギーマネジメントシステムで約10%の省エネ運行を実現  三菱重工業<7011>(東証プラ…
  2. 生成AI
    ■日本のAI競争力強化と社会実装加速を目指す国家戦略  経済産業省は、生成AIの社会実装を強力に推…
  3. ■円安と生産コスト上昇が直撃、値上げ難で経営圧迫  ステーキ店の経営悪化が鮮明になっている。帝国デ…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  2. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  3. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  4. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…
  5. ■トランプ相場圏外から「コメ」が主役へ!備蓄米争奪戦が炙り出す新テーマ株  今週の当コラムは、「ト…
  6. ■「備蓄米」争奪戦の裏で石破内閣の命運を握るコメ価格高騰  まさに「令和の米騒動」である。江戸時代…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る