マイクロ波化学がストップ高、三井化学の名古屋工場内に革新的技術に関する実証設備との発表に買い殺到

■エネルギー消費が最大の炭化・耐炎化プロセスをマイクロ波で実現

 マイクロ波化学<9227>(東グロース)は11月16日の前場、中盤から急伸し一段高となり、ストップ高の2147円(400円高)まで上げて2022年6月に上場して以来の最高値に進んだ。同日午前、三井化学<4183>(東証プライム)と連名で、三井化学名古屋工場内に革新的CF製造技術に関する実証設備と発表しており、買い材料視された。

 両社で検討していた環境負荷の低い革新的な炭素繊維(CF)製造に関する基盤技術について、三井化学名古屋工場内に実証設備を新設することを決定したと発表した。マイクロ波化学のCF焼成技術は、製造工程中で最もエネルギー消費の大きい耐炎化プロセスに加え、炭化プロセスの両工程を一貫してマイクロ波により焼成する革新的なもので、完工予定時期は2023年12月。実証設備完工以降は、両社共同で量産技術確立の検討を進める予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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