【株式市場】日経平均は97円安だがTOPIXは小高い、2.7ポイント高、陸運、不動産、小売りなど高い

◆日経平均は2万7930円57銭(97円73銭安)、TOPIXは1966.28ポイント(2.99ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億6905万株

 11月17日(木)後場の東京株式市場は、個別物色の様相を強め、味の素<2802>(東証プライム)、ハウス食品G本社<2810>(東証プライム)が値上げ期待などで一段ジリ高となり、三井不動産<8801>(東証プライム)も一段ジリ高など、不動産株も経済活動活発化や増配など好感されて活況高。前場上げたJR東日本<9020>(東証プライム)や空運株は値を保って推移。日経平均は100円安で始まり、前場の安値(118円29銭安の2万7910円01銭)に迫る場面を見せて反落となった。一方、TOPIXは堅調に推移し小高い。

 後場は、フォスター電機<6794>(東証プライム)や青山商事<8219>(東証プライム)が一段と上げ、業績予想を増額修正した好決算などへの評価再燃。ヤーマン<6630>(東証プライム)は前後場とも終日買い気配のままストップ高。マツモト<7901>(東証スタンダード)は10月締めの四半期決算への期待衰えずとされ2日連続ストップ高。ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)はショート動画などの事業での資本業務提携が好感され後場寄り後からストップ高。アミタホールディングス<2195>(東証グロース)は合弁会社と三菱UFJ銀行、東京海上日動火災保険との3社提携が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億6905万株(前引けは5億4024万株)、売買代金は2兆8010億円(同1兆4759億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1279(前引けは1229)銘柄、値下がり銘柄数は489(前引けは537)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、陸運、空運、不動産、その他金融、水産農林、食料品、建設、医薬品、繊維製品、銀行、小売り、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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