【株式市場】日経平均は332円高、米利上げピッチ後退観測など好感、TOPIXは3ヵ月ぶり2000ポイントを回復

◆日経平均は2万8448円58銭(332円84銭高)、TOPIXは2022.04ポイント(27.29ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し7億335万株

 11月24日(木)前場の東京株式市場は、NYダウが2日間で493ドル高となったことや米利上げピッチ後退観測を受け、ソニーG<6758>(東証プライム)やレーザーテック<6920>(東証プライム)などが上げ、米景気回復期待などで三井物産<8031>(東証プライム)や日本郵船<9101>(東証プライム)なども高い。銀行、保険株もしっかり。日経平均は257円高で始まり、386円55銭高(2万8502円29銭)まで上げながら前引けも上げ幅300円台を保った。TOPIXは8月19日以来の2000ポイント台を回復した。

 サッカーW杯で日本がドイツに勝ったことを受け、ミズノ<8022>(東証プライム)やハブ<3030>(東証プライム)が高値を更新し、ゲームを放送したサイバーエージェント<4751>(東証プライム)も高い。タカトリ<6338>(東証スタンダード)は引き続きパワー半導体製造装置の大型受注など材料視され高値更新。アイリッジ<3917>(東証グロース)はNTTデータの小口決済インフラ開発支援など買い材料視され急伸。Chatwork<4448>(東証グロース)は引き続きWeb開発ツールなど提供するデジタルレシピとの提携が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し7億335万株、売買代金は1兆8184億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1583銘柄、値下がり銘柄数は200銘柄。

 また、東証33業種別指数は石油石炭を除く32業種が値上がりし、海運、銀行、卸売り、保険、電気機器、その他金融、電力ガス、精密機器、金属製品、サービス、機械、非鉄金属、などが高い。(HC) (情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る